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村のどぶろく

            戦後昭和の酒と村・街そして私(3)(追記) 前回の記事(「村の呑み助」)を掲載してから4日後のこと、東北の地方紙『河北新報』(2018年10月5日)に次のような記事が掲載されているのを見つけた。 「飲食店でいわゆる『飲み放題』を利用すると、普段の飲酒に比べて飲む量が男子学生で1.8倍、女子学生で1.7倍に増えることが………調査で分かった」 思わず笑ってしまった。酒が高価だった時代でも、相対的に安く...

村の呑み助・街のヤミ酒

            戦後昭和の酒と村・街そして私(1)、(2)                  ☆村の呑み助 私の子どものころ、太平洋戦争を挟む十数年の間の話である。これまで繰り返し述べたところだが、私の生家は田畑と市街地が隣接し、農家と非農家が半々くらいの今でいう混住地帯にあった。地域のみんな仲良く暮らしていたが、やはり昔からの農家のつながりは強く、生産生活両面でお互いに助け合って生きていた。...

「新知見」に至らなかった話

            続・においの記憶(14)        ☆におい余話・「新知見」に至らなかった話 5月初旬のことである、ときどき本稿に登場いただいている後輩研究者のST君とNK君と3人で仙台の居酒屋で一杯やっているとき、ST君がこんなことを言った。  「今から20年くらい前、仕事で盛岡から東北本線(現在の『いわて銀河鉄道』線・筆者注)の列車に乗って北上していたときのことである、夕方少し早い時間で、乗...

老化と臭いの恐怖

            続・においの記憶(13)            ☆老化と臭いの恐怖 私の味覚はそれほど敏感ではない。昔からなのだが、うまいまずい、甘い辛いくらいしかいえず、好き嫌いがはっきりしているだけである(味が重要な問題の食を生産する農家の子孫としてはどうかと思うが)。しかし、衰えてはいないようである。ますます塩っばいのが好きになってきたが、これは昔に戻ってきたことを示すものかもしれない。 ...

仙台空襲と「ミサイル警戒警報」

            続・においの記憶(13)         ★仙台空襲と「ミサイル警戒警報」 空襲の話が出たので、そしてそれを体験した昭和の時代が終ってもう30年にもなり、空襲のことも忘れ去られようとしている時代になっているので、本題のにおいとは直接的なかかわりはないが、もう少し空襲に関連する話をさせてもらいたい。 仙台市から南に30㌔くらいの田舎町に住んでいた小学生のころの家内は、仙台空襲の夜に寝...

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プロフィール

酒井惇一

Author:酒井惇一
元・東北大学農学部教授
元・東京農業大学生物産業学部教授
現・東北大学名誉教授

 本稿は、昭和初期から現在までの4分の3世紀にわたる東北の農業・農村の変化の過程を、私が農家の子どもとして体験し、考えたこと、また農業経営研究者となってからの調査研究で見、聞き、感じたことを中心に、記録したものである。

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