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人生の終末に向けて

            続々・わびしい日々是好日(9)             ☆人生の終末に向けて 正月一日朝、私は朝起きるとすぐに家中の前年のカレンダーを新しいカレンダーと取り換える。そして改めて新しい年を迎えたという感覚になる。 しかし、また一年過ぎてしまった、また齢を重ねてしまったなどという感慨はない。孫たちがきていて、正月行事などでにぎやかだからかもしれない。昔のように数えではなく満年齢で数...

戦前への逆戻り?

             続々・わびしい日々是好日(8)              ☆戦前への逆戻り? 小泉元首相、かつて郵政改革と称して日本全国に張り巡らされた郵便局の事業を日米の巨大企業の餌食とすべく差し出す先頭に立ったが、今度はその息子が農協改革と称して戦前の産業組合時代から日本の農業を農家の暮らしを支えてきた協同組合の諸事業を日米の巨大企業のもうけの対象として差し出すべく狂奔している。さらに政...

細かいことが気になる年齢?

            続々・わびしい日々是好日(7)            ☆細かいことが気になる年齢?  「細かいことが気になってしまうのが僕の悪い癖でしてねえ」、テレビドラマ『相棒』の主人公杉下右京がよくこう言う。 最近の私も細かいことがよく気になるようになった。これも年齢のせいなのだろうか。 たとえば「なでしこジャパン」という言葉が気になる。いうまでもなくこれは女子サッカーの日本代表チームの愛...

憂鬱な日々是好日

            続々・わびしい日々是好日(6)              ☆憂鬱な日々是好日 町に行ったときのことである。時間帯のせいか人通りは少なかった。遠くの方から、灰色の髪の毛が薄くなった人が腰を曲げてがにまたでよったらよったらと歩いてきた。まさに年寄り、ああいう姿にはなりたくないものだと思いながら近づいていくと、何とそれは今日の待ち合わせの相手のKT君(これまで何度も本稿に登場してもら...

「毎日が日曜日」と時の感覚

            続々・わびしい日々是好日(5)            ☆「毎日が日曜日」と時の感覚 子どもの頃、時間は無限に長かった。一日一日が長かった。一時間、一分が長かった。大人になるなんて、遠い遠い未来のこと、今が永遠に続くのではないかとさえ思われた。 しかし、小学、中学となるにしたがって時間は徐々に短くなっていった。20歳も過ぎたらあっという間に過ぎていくようになった。病気で苦しいときと...

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プロフィール

酒井惇一

Author:酒井惇一
元・東北大学農学部教授
元・東京農業大学生物産業学部教授
現・東北大学名誉教授

 本稿は、昭和初期から現在までの4分の3世紀にわたる東北の農業・農村の変化の過程を、私が農家の子どもとして体験し、考えたこと、また農業経営研究者となってからの調査研究で見、聞き、感じたことを中心に、記録したものである。

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