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遺したい記憶、伝えたい思い(2)

            ☆戦後東北農業の原点―一九五四年のこと― 一九五四(昭和二十九)年のことである。この年は私が東北大学に入学した年だったが、その晩秋、子どもをおんぶした農家の若い母親が大学病院の門をくぐった。岩手の山村の医者からの紹介状を読み、子どもを診察した医者はすぐに入院させるように言った。母親は家に戻って相談してくると答えた。医者は言った。このまま帰れば子どもの命はないと。母親は子どもを...

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プロフィール

酒井惇一

Author:酒井惇一
元・東北大学農学部教授
元・東京農業大学生物産業学部教授
現・東北大学名誉教授

 本稿は、昭和初期から現在までの4分の3世紀にわたる東北の農業・農村の変化の過程を、私が農家の子どもとして体験し、考えたこと、また農業経営研究者となってからの調査研究で見、聞き、感じたことを中心に、記録したものである。

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