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むらで言う「隣り」は遠かった

                 調査地への移動手段の変化(1)                ☆むらで言う「隣り」は遠かった これまで述べてきたような準備をして農村調査に行くのだが、かつてはなかなか調査に行けなかった。交通のまだ不便な時代、時間がかかり、金もかかるからである。北海道や西日本などの遠隔地の調査はもちろんのこと、同じ県内でも大変だった。公共交通機関の通るところ以外は歩くしかなかったからだ...

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プロフィール

酒井惇一

Author:酒井惇一
元・東北大学農学部教授
元・東京農業大学生物産業学部教授
現・東北大学名誉教授

 本稿は、昭和初期から現在までの4分の3世紀にわたる東北の農業・農村の変化の過程を、私が農家の子どもとして体験し、考えたこと、また農業経営研究者となってからの調査研究で見、聞き、感じたことを中心に、記録したものである。

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