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毛筆で書かれた古い「作文」帖



          参考・明治末期の小学生の作文帖と作文教育(1)

             ☆毛筆で書かれた古い「作文」帖

 ここでちょっと時代をさかのぼり、1899~1900(明治32~33)年に尋常小学校三年生の女の子が書いたと推測される『作文』という題名の手作りの冊子を紹介させてもらいたい。



 上記の縦12㌢×横16.5㌢、22頁(表紙・表紙裏・裏表紙あわせて)の手造りの小冊子は山形にある私の生家の仏壇の奥から出てきたものである。
 読んでみたら非常に面白い。もちろん、本稿の対象としてきた年代、昭和以降生まれの世代の話ではない。また、作文の内容も現在とかなり違うようだし、私は教育学者でもないのでそれを解説することもできない。しかし、それを私の小学校時代、そして現在の小学校の教育と比較して考えてみるのも面白い。もしかすると、何かの参考資料にになるかもしれない。しかもそれほど量がない(そのこと自体も現在と比較対照してみると面白いと私は考えるのだが)。
 それでその現物を縮小コピーして以下掲載してみることにした。まずは読んでいただきたい。


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 以上だが、読んでみていかがだったろうか。
 明治になってからのもの、小学三年生が書いたものなのだが、旧漢字・旧仮名遣いで書かれていて、また変体仮名や崩し字、略字があったりして、とくに若い人たちには読めないところがあったかもしれない。さらに子どもの決して上手とは言えない字であり、誤りと思われる字もあり(その逆に、子どもの書いた字だから癖もなく素直でかえって読みやすいところもあるかもしれないが)、紙質もかなり劣化していて読みにくいところもある。
 同時に、何でこれが「作文」なのかと疑問に思われたかもしれない。実は私もそうだった。
 そこで、私なりに判読したものを次回紹介させていただき、その後の回で1899~1900年に小学三年生が書いたこの「作文」帖なるものの解題をさせていただきたい。
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プロフィール

酒井惇一

Author:酒井惇一
元・東北大学農学部教授
元・東京農業大学生物産業学部教授
現・東北大学名誉教授

 本稿は、昭和初期から現在までの4分の3世紀にわたる東北の農業・農村の変化の過程を、私が農家の子どもとして体験し、考えたこと、また農業経営研究者となってからの調査研究で見、聞き、感じたことを中心に、記録したものである。

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