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               ☆これからのこと

(昨夜もすさまじい地震があった。余震に慣れたとはいえ、さすがに驚いた。せっかく片付けた本がまた落ちてしまった。近所の人は片付けないで放っておいてるというが、その方が正しかったのかもしれない。一瞬停電したがすぐに復活した。震度が宮城ほどでなかった岩手や秋田は今も停電だという。仕事にならないと秋田の若手研究者NK君から電話があった。仙台もいつまたそうなるかわからない。女川、東通りでも原発がおかしいようだ。まだまだ気の休まらない日々が続く。ともかくまた停電にならないうちに書いてしまおう、そう思っていま机に向かっている)

 これまで戦前・戦中・戦後期について述べてきたが、次に第二部として高度経済成長期(一九六〇~八〇年代初め)の東北農業について、四月十一日(月)から、述べることにする。
 原則として、月水金の週三回、掲載する。ついつい筆がすべってしまって各節の文章がかなり長くなっているからである。読みにくいかもしれないが、お許し願いたい。
 なお、第二部の目次は四月十日(日)に掲載する。

 第一部での掲載記事のタイトル(=「最新記事」に記した題名)は各章のタイトルとし、その後ろに(1)、(2)---をつけて区分し、各節(☆のついている)のタイトルは本文のなかで表示するというようにしてきたが、第二部ではその逆とし、各節のタイトルを掲載記事のタイトルとしてそれを表に出すように変更する。記事の内容がより具体的に推測できるように、また過去の記事を検索しやすいようにするためである。ただしそうすると、「最新記事」で本稿の全体の流れを見ることができないという不便はあるが、ブログではいずれかを選択しなければならないのでお許し願いたい。

 これまで数字は和数字で表示してきたが(原文が縦書きだったため)、ブログが横書きであることに合わせてこれからは洋数字で表示することにする。

 この第二部のほとんどは二〇〇九年六月に脱稿したものだが、骨格はそのときのままとし、「てにをは」や順序など、若干補足訂正している。
 第二部が終わったら、第三部(世紀末の東北農業)、第四部(21世紀を迎えて)と続ける予定でいる。

               ☆戦前戦中戦後の区分

 本稿で戦前・戦中・戦後という言葉を使ってきたが、とくに学問的に厳密に規定して使ってきたわけではない。私の感覚によっておおむね次のように区分したものである。
 まず戦中であるが、これは一九四一~四五年、つまり太平洋戦争の期間とした。もちろん、昭和期に入っての日本の戦争はいわゆる満州事変の起きた一九三一年から始まり、日中戦争は三六年、第二次大戦は三九年から始まって四五年に終わっているのだが、私にとっての戦争は太平洋戦争の開戦日の四一年十二月八日から始まっている。そこから私たち子どもの暮らしがとくに大きく変わり、戦争を直接肌で感じるようになったものだからである。
 次に戦前は、一九二五~四一年とした。日本の天皇制・地主制・財閥の三位一体の政治経済支配体制の矛盾が明確化し、戦争による領土拡大でそれを解決しようと動き始めた時期、つまり昭和初頭から戦中期の始まる直前の四一年までとする。それ以前については適宜幕藩体制期とか明治以降などとして触れることにした。
 それから、一九四五年八月十五日より始まる戦後は、戦争による混乱がほぼ治まり、高度経済成長が本格的に始まろうとする六〇年頃までとした。もちろん今も戦争の疵痕はさまざまな形で残っている。その典型が沖縄であり、基地・日米安保であり、千島である。旧植民地、占領地などに対する贖罪も終わったとは言えない。そういうことからするとまだ戦後は終わっていない。しかし、それでは戦後があまりにも長すぎてしまう。それで日本の社会的経済的な大きな画期と私の実感した六〇年までを戦後としたい。
 今後ともこのような区分で叙述するが、一九六〇年以降についてはとくに時代区分せず、適宜、年代ごとに話を進めていくことにする。

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プロフィール

酒井惇一

Author:酒井惇一
元・東北大学農学部教授
元・東京農業大学生物産業学部教授
現・東北大学名誉教授

 本稿は、昭和初期から現在までの4分の3世紀にわたる東北の農業・農村の変化の過程を、私が農家の子どもとして体験し、考えたこと、また農業経営研究者となってからの調査研究で見、聞き、感じたことを中心に、記録したものである。

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